今日は池袋まで行ってきました。
光文社のビル1階にある、ミステリー文学資料館では、現在「謎は〈館〉で待っている―綾辻行人の世界展」が7月27日まで開催中です。
綾辻先生といえば、〈館〉シリーズ。
ミステリの面白さを教えてくれたのは、間違いなくこのシリーズです。
実家にあった「黒猫館の殺人」の文庫を読んで、「面白い!」と、他のシリーズも引っ張り出して読んだのを覚えています。小学生のときかな。
(なんで黒猫からなのかって? 実家の本棚、シリーズごとに並んでなかったから、たまたま手に取ったのがそれだったんだよ)
そして〈館〉シリーズを刊行している講談社のミステリを、講談社ノベルスメインに図書館で借りた中高の青春時代でした。
講談社ノベルスといえば、そう、メフィスト賞……メフィスト賞作家もずいぶん読んだものです。
清涼院流水とかな。
※※※
展示は綾辻先生の貴重な手書き原稿があったり、作家さんとやり取りした手紙やはがきがあったり、若い頃のお写真があったり……。
個人的に心に残った展示品
・使い込んだ万年筆
エッセイの抜粋が一緒に展示されていました。奥様・小野不由美先生とのエピソードにほっこり
・綾辻先生と京極夏彦先生@アニメイト
『文豪ストレイドッグス』スピンオフ発行記念のトークイベントのときの写真。この二人とアニメイトの例の壁のミスマッチ具合が面白かった
・Anotherのプロットノート
1ページ目だけ見えるようになっていました。食い入るように見てしまった。2ページ目も透かしてじっと見ました。私はプロットを、真面目に書きすぎなんじゃないかしら。文章化するのは後ででいいから、もっと軸になる部分を殴り書きしてもいいのかも? と感じました。
今を生き、第一線で活躍する作家の貴重なあれこれを拝見することができて、よい機会でした。
都内近郊お住まいの方は、ぜひ行ってみてください。(休館日に注意!)
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