ということで、第13回ショコラ新人賞C評価の『恋愛詐欺師は愛を知らない』をサイトにアップいたしました。
読み返すと、総評の一つ目にあった、「主人公の人生をすべて書くな」がばっちり該当しているかなあ、と思いました。主人公の薫がどうして役者になりたいのか、とかいらなかったかもしれない。とはいえ、遼佑の方の事情はきちんと説明しないとダメだったから、これは削れないのですよね。あとラストのねーちゃんとのシーンいらんかったかな、と思ったけれど、私はこのラストに向けて書きたかったんだよなぁ……私の書きたいものと、ショコラさんの求めているものが乖離している気がするね。
投稿時にもブログで語りましたが、こちらは昔書いた短編のリメイクです。受け視点で、「実は今まで付き合ってたと思ってた子は、女の子じゃなくて男の子だったんだよ朝チュン」から、攻め視点で「騙してきたけど好みだからこれからもお付き合いしたいなぁから始まるぐだぐだ悩むよ」に変更しました。
BL小説の賞に出すのに、最初からクライマックスまで攻めが女装、女装なのはいいとしても、女のフリをした状態なのはどうかと思ったので、このような形になりました。
二度、三度と書き直した作品なので愛着はあります。というか、愛着のない話なんてないですね。
皆さんにお読みいただくのが最高の供養であります。
死体に鞭打たない程度に感想をいただけると嬉しいけれど、読んでいただくだけでも構いません。
この後ゆっくり、ポケットBLノベルクラブに転載いたします。
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