春といえば、のコナン映画を見てきました。実家ではまだたぶん、コミックスを購入していると思うのですが、コナンを読まなくなって早何年だろうか……ちなみにワンピはもっと前から読んでいない。エース兄ちゃんのことをよく知らない。
警察モノのミステリを読む人や、警察モノBLでよく出てくる(いや、よくは出てこないか)「公安」と「協力者」の関係が好きな人は、ぜひとも見に行ってください。
安室さんのことをあまりよくわかっていない私ですが、安室さんめちゃくちゃ格好良かったです。「純黒」よりも「ゼロ」の方が好きかな。安室さん、赤井さんが絡むとそっちにばっかり集中しちゃうんだもん……安室さんの公安としての姿が見られてとてもよかったです。
以下、内容に触れるので畳む。
予告とかほとんど見ないで行ったので、新しい施設が出てきた瞬間に、「これ、どの建物が爆発するんやろ…」と思いながら見てたんですけれど、まさかの冒頭で爆発したので笑ってしまいそうになりました。早いな! 最短記録じゃない???
それが東京サミットの会場ということで、「これはサミット会場を別な場所にすることで、更に事件を起こすパターンでは?」と予想していたのですが、全然違ってたので、自分でも頭を抱えました。お前! そんな陳腐な話をコナンがやると思ってんのかよ!!!
小五郎おじさんが逮捕されてしまったので、蘭が可哀想だったし、コナンも必死だし、蘭ママも活躍していた印象。小五郎おじさんに「何があっても離れるなよ」って言われて思わずときめいちゃうの可愛い。思わず手で口を覆うくらい萌えた。
ゲストキャラの弁護士・橘鏡子が「怪しい……怪しいぞ」とミスリードを誘います。恋人だった男が公安警察の取り調べの直後に拘置所で自殺した、とか、明らかに公安を恨んでいるんですもの。もー、まんまと騙されました。
犯人が意外。「えっ、この人めっちゃいい人やん」「一緒にいるおばはん、ほんとムカつくわ~」と思いながら見ていたら、「お前……犯人かよ……」と。びっくりした。し、動機がまた、おいおいおい……どこのBLだよ……って「スナイパー」見てたときもそう思ったし、「フルスコア」のときもシルバーJUNEやんこんなの……って言ってたので、劇場版コナンは、BL映画が多いのかもしれない(?)。慟哭する犯人が真に迫っていました。警察BL好きな人は、本当に見てください。
宇宙から戻ってきた探査機が不正アクセスによって太平洋上じゃなくて警視庁めがけて落ちてくるってことになって、ドローンと爆薬を使って軌道を変えたと思って一安心、と思ったらそこからが劇場版コナンの真骨頂、人間離れしたアクションの見せ場だった。安室さんが楽しそうに見えてしまいました(戦慄)。
コナンが「安室さんって、恋人いるの?」って聞いた後に、「僕の恋人は……この国さ」が格好良すぎてブラボー! 安室さんにしか言えない! 小五郎おじさんを逮捕させた件についても、「そうすれば、君が本気を出すと思ったから」とか本当、もう、格好いい……好き……ってなりました。
正直、「純黒」からの腐女子の玩具みたいにされている印象が抜けなかった安室さんですが、本当に、ほんっとうに格好良かったし、ストーリーも骨太で、すごく面白かったです。
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