1月から放映していた「人狼ゲーム ロストエデン」の続編となる、劇場版「人狼ゲーム インフェルノ」を見てきました。
7日からの公開で、いつ行こうかな~って考えていたんですが、思い返すも昨日の舞台のことが思い出されて、口直しに今日、行ってきました。新宿まで。
ホラー小説は好きです。映画も嫌いではないんだけれど……苦手です。今まで好きな俳優目当てで、ホラー映画を見に行くこと2回。(「トワイライトシンドローム」と「携帯彼氏」です)(「携帯彼氏」の方は、本当に一瞬しか出なかった)2回とも、その日の夢が悪夢だったのです……。
嫌いじゃないんですよ! 「残穢」だってひとりで見に行ったし、「呪怨」だってテレビでやってるのは見た。テレビで、明るいところで見る分には、(画面に集中してないし)大丈夫。なんだろう。びっくりする系がとても苦手です。いきなりの銃声に、びくびくしてしまうタイプなので。
「人狼ゲーム インフェルノ」に関しては、そんな自分の体質をよくわかっているので、原作文庫を読んでから向かいました。悪夢回避というよりは、推しがすぐに死んだらどうしよう見に行くのやめよう…と思っていたからです。(宇治清高くんが出演した「ドクムシ」の方は、立ち読みでパラパラ見てたら宇治くんが演じる役がすぐ死んだので、見に行かなかったというオチ)
まぁ「人狼ゲーム」、ドラマ版で掴んでいたし、びっくりトラップとかいきなりピエロ出てきたりとかしないから、この分だと普通に悪夢は見ない予定です。
以下ネタバレにつき畳む。
享恭くん演じる水谷和希は、ドラマ版で不登校の少年。ヒロインの紘美の親友であるルナに片思いしているんですけれど、これが、まー、純愛を突き詰めると人は狂うんだなって実感しました。
ルナに言われて教師の死体を隠すのを手伝い、彼女の犯行を庇う水谷。おとなしくておどおどしているのに、ルナが傷つけられそうになったら、「彼女に手を出すな!」と激昂して命を顧みず(危害を加えると首輪が締まる仕組み)相手をぶん殴る水谷。完全にキレてました。
で、極めつけに水谷はゲームの最中、自分が「予言者」だと言うのですが、実際の役職は「用心棒」。役職持ちだと名乗り出なかったルナを、初日からずっと護衛していたという、究極にピュアなラブを捧げているのでした。
そんな水谷に恋する亜里沙も狂っていて。想いを寄せられるルナも狂っていて。紘美もみんな、狂っていく。
紘美役の武田玲奈さんが素晴らしいです。片目から涙を零しているシーンとか、最後、ナイフを片手に「私は、生きてる……!」って言うシーンとか、最高でした。
享恭くんも、おどおどしているおとなしい少年から一人の少女への盲目的な愛を捧げる狂った男への変貌がすごくよかったです。見に行ってよかった。
※※※
パンフレットは武田さんと小倉優香さんのファン以外にはあまり重要ではない(インタビューがこの二人のみ)のですが、享恭くんの紹介のところに、「若手筆頭の演技派」とか書かれていて、おいおいおい、他にもいっぱいいるんじゃ……? と思ったんですけれど、とても嬉しかったです。
推しへの目だから甘くなりがちというか、デビュー作の「ウルトラマンX」からずっと見守ってきて、すごい演技上手になったよ~って思っているんですけれど、客観的に見たらどうなんだろうっていうのがすごく気になるわけですファンとしては。
なのでありがたく拝んでおきます。パンフレット製作した方、ありがとう。
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