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    2017年コバルト短編小説新人賞総括

    昨日、頭痛と鼻水のダブルパンチを食らいながらも最後にもう一度推敲して、第193回コバルト短編小説新人賞の応募を完了させました。

    今回は青春キラキラ恋愛モノにしました。ちょっとだけミステリっぽいところもありつつ……いや本当にちょっとだけなんです。好きなクラゲもモチーフとして出せたし、満足です。結果になって戻ってこいよ~。



    ということで、2017年のコバ短総括をしてみたいと思います。続きは畳んでおきますので、興味のある人だけ見てね~。




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    第186回(2月発表)「想い、風花」…選外
    執筆自体は2016年10月〆切ですが、結果は今年だったので今年で。
    ラノベっぽい感じで、テンション低めの少年主人公とテンション高くて秘密のある勢い任せのヒロイン先輩を出してみました。母親を雪女じゃないかと疑っていましたが、実は父親の方が……という話。主人公の名前を最後の最後で変えたら、なぜか変わっていないところがあって投稿後に気づく……という、そりゃあ選外ですよねー。



    第187回(4月発表)「拝啓 ゴッドファーザー様」…もう一歩
    初めて「もう一歩」に入ったのがこの作品でした。発表日に「あれ……これ2月に投稿した奴じゃぞ……?」となって困惑したのを覚えています。キラキラネームに悩む女子大生の話。今でも読み返すくらい気に入っています。これは絶対にいける! と確信をもって送り出しました。
    ところでこの話に出てくる写真家のおじさんは、主人公の手紙にも匂わせてあるように、彼女の父親にずっと片思いをしているという裏設定があります。いつかは彼を主役に据えたBLが書きたいな、と思ってネタメモには書き留めてあるのですが、山岳BLってあんまり読んだことがないから、現状保留にしています。



    第188回(6月発表)「のしかかる時の十字架」…最終選考
    4月段階でもう一歩なの確定だしなあ~、と思って発表日に見に行ったら、まさかの最終選考で昼休みに変な声が出た。選評座談会でけちょんけちょんにやられて、帰宅後に泣きながら読んだ思い出。実は今もまだ、本編・座談会ともに読み返せない話。怖くて。
    スキップ症候群を患い、ストレスを感じると別の時代に飛んで行ってしまう青年の悲しい話。SF設定甘いとかあれこれ言われて悔しいので、また別の角度から過去へ飛べる主人公を作って、現状富士見ライト文芸に投稿しようかな、と思っているところです。(コバルトノベルに出せよ)(次の〆切はもう書いてる奴あるし、2019年だと遠すぎる…)
    ちなみに電話連絡等はありませんでした。受賞したら来るんですかね。受賞した人教えて!


    第189回(8月発表)「月色果実」…選外
    悩みに悩んだ末に、過去に大学のサークルで書いた超短編をリメイクすることに。その結果、主人公がとても嫌な女になってしまった…という話。元々のは彼氏が超クズだったんですけどね。そのまま進むには、ちょっと尺が余り過ぎて。コメント等で「どうして彼氏のネームバリューにこだわるのかわかればよかった」などとご意見いただいて、確かになぁ、と思いました。何か足りないんだよね、何か。
    梨を月に見立てたタイトルは、今までに書いてきた話、一次二次含めてもお気に入りのタイトルなので、もう一度書いてよかったなあ、と思うし、もう一歩にも残らなくて悔しいなあ、という思いもあります。


    第190回(10月発表)「きらきら星のばんそう者」…もう一歩
    2月からずっと書きたくて書けなくて悩んでいた話がようやく書けて、もう一歩に残ってくれてよかった。2月の段階では百合っぽい話にしようと思って、無理矢理周りに同調している女の子と教室で浮いてる女の子の話だったんですが、ピンと来なくて今の形に。いろいろミスってはいるんですけれど、もう一歩で本当によかったです。
    二人は恋愛関係にはならないのがミソだと思うけれど、きっと男の子の方は、主人公に彼氏ができたら嫉妬すると思います。爪を見て「君はピアノに未練があるんでしょ」って断言するあたりがとってもお気に入りの話。これも読み返してますね。


    第191回(12月発表)「王女様は本の虫」…もう一歩
    これはこないだ記事を書いたばかりなのでいいかな……と。ふと思いついたシーン(美少女が「歴史は物語に過ぎないでしょ?」と笑う)がどうしても書きたくて、ほとんど書いたことのないファンタジーを短編で挑戦しました。長編にすると設定厨なので設定して満足して終わりそうですが、30枚程度だと深く設定しなくても大丈夫そう。だからといってファンタジー書きにはならないと思いますが……ネタメモ見るとファンタジーもちらほらあるけど。


    ※※※


    今年は初めてもう一歩に入ることができて、しかも最終選考に残していただくことができて、ありがたい年でした。年間通して四作品も、もう一歩以上に残してもらえたので、まずまずの結果かな、と。

    が、私の目標は受賞することだし、もっというならデビューしてずっと書き続けられる作家になることなので、こんなことで喜んでいてはなりません。

    2018年こそは受賞して、デビューを目指すぞ! そのためにもバリバリ書きますね。


    ※ノベルは二章が75枚です。
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